【実例あり】事業用ホームページの正しい作り方

この記事は企業や会社、お店や店舗のホームページの作り方を知りたい方向けの解説です。

個人事業や法人代表者様はもちろん、ホームページ制作担当になった方にも参考になります。

ホームページで10年以上集客し続けられている例や、ホームページから200人以上を集客した例もご紹介し、正しいホームページの作り方をお伝えします。

【最重要】ホームページを作る目的を明確にする

事業用のホームページを作成する際、最も重要なのは、なぜホームページを作るのか、その目的を明確にすることです。

何を目指してホームページを作るかによって、その作り方や必要なツールが全く異なります。

まずは「どこを目指すのか」をはっきりさせましょう。

大きく下記のような目的が考えられます。

  1. 名刺代わりに、事業内容が伝わればよい
  2. 商品・サービスのカタログ代わりに活用する
  3. 新規のお客様から問合せがきたり集客できる

1番が最も簡単で、3番が最もホームページの作り方が難しくなります。

それぞれ詳しく解説していきます。

他にもホームページを作る目的は様々で、例えば「採用」「商品の販売サイトを作る」といったことも多いです。それぞれで莫大な解説が必要となってしまうため、それらは別の機会に取り上げたいと思います。

【レベル1】名刺代わりに、事業内容が伝わればよいホームページ

最低限の情報を掲載した「名刺代わりのホームページ」が最も簡単です。

このタイプのホームページは、主に会社名、所在地、事業内容を簡単に紹介するためのものです。

ホームページの積極的な活用や集客をするということまでは考えずに、とりあえず「ホームページぐらいは必要だ」と感じて作成する場合に多いのがこの例です。

「とりあえずホームページがあればいいレベル」であれば誰が作っても、どこに依頼しても、どのように作っても、大きな問題にはなりません。

但し注意しなければいけないのは、「とりあえずホームページを作った」だけなのに、そこから何も問合せやお客様からのアクションが起きなかった場合に「こんなはずじゃない」と思ってしまうことです。

実は多額の予算をかけてデザインばかりを追求した「カッコイイだけのホームページ」も、残念ながらここに該当します。

あんなに予算をかけてカッコいいホームページを作ったのに、全然効果がないじゃないか!と嘆くのは、そもそも「集客できるように作ろう」と考えていないから当然の結果なのです。

(制作担当者は「とりあえず作ろう」と思って作った結果、経営陣から「なぜ何も問合せがないんだ」と問い詰められるパターンもこれです)

この点を勘違いして作ってしまうケースは本当に多いので、「単なる名刺がわりのホームページでよい」のか、「しっかりと集客できるホームページにしたいのか」まずここをはっきりさせることがとても重要なのです。

【レベル2】商品・サービスのカタログ代わりに活用するホームページ

既存の取引先や知り合った人に「ホームページを見てもらえれば、商品やサービスのことがわかります」のように案内して、カタログ営業として使えるレベルまで作り込むのがこのパターンです。

実際の例をご紹介します。

大垣化染株式会社様

衣類の染工場様で、新しい技法や新製品を考案するたびに、すぐにホームページにサンプル商品を掲載するようにしています。

展示会で知り合ったお客様に、「ホームページに全ての商品が載っているので見てみてくださいね。お電話頂ければいつでもサンプルをお送りします」と営業さんが伝えるそうです。

その結果、お客様から「この商品のサンプルがほしいです」と連絡がよく来るんですね。

しかもこの会社様は商品の掲載スピードと数が尋常ではなく、最高で1,000ページ以上の商品ページが掲載されていました。
(逆に分かりづらくなってしまっていたので近日中に整理するとのことですが)

この「カタログがわりにホームページを作り込んでいく」パターンでも、新規のお客様の集客に大きく効果があるかというと、実はそこまで集客効果はありません。

上記の会社様もホームページ作成当初、「電子カタログ代わりに、展示会で知り合ったお客様にご案内ができればいい」という目的で制作しました。

しかしたくさんのページを作って商品を掲載し続ければ、それが新規顧客からの問合せにつながる可能性は十分にあります。

結果的に、次に紹介するレベル3のホームページへと成長していったわけですね。

【レベル3】新規のお客様から問合せがきたり集客できるホームページ

最も高度なホームページがこのレベルです。

全くあなたの存在やサービスを知らない人にホームページを見つけてもらい、さらに問い合わせや予約をしてもらうことが目的になります。

例えば、習い事教室のホームページを作成する場合、「教室を探している人にホームページが表示されるように仕掛けた上で、さらに”ここで体験してみたい”と感じて頂けるような内容に作りこむ」ことが求められます。

つまり、大きく2つのことを考えなければいけません。

  1. 全く知らない人に、どうやってホームページを見つけてもらうか
  2. 全く知らない人に、いかに自社を信用して頂いて問合せをしてもらうか

この2点を実践して作ったホームページ例をご紹介します。

子ども向けプログラミング教室「まなびま」

子ども向けプログラミング教室「まなびま」

デザイン的に優れているわけでも、高度なことをやっているわけでもありません。

①と②を意識して作成しただけで、ホームページから200人以上の会員様にご入会頂きました。

やり方さえ知っていれば、誰でも実践することができるのです。

「いかに知らない人に見つけてもらうか」の結論としては「ブログ」を活用するということなのですが、詳しく解説しようとすると膨大な文字数になってしますので、動画でまとめてみました。

LINE友達登録頂いたら順番にお送りしますので、ぜひ学んでくださいね。

講座1】無料ブログやホームページだと年間100万円単位で損している理由(10分)

【講座2】1ヶ月でホームページを自作し、売り上げを3倍に伸ばす土台を作る方法(11分)

【講座3】ホームページを作りたい方の質問に、プロが本気で答えてみた(16分)

◯初心者でもネット販売は可能ですか?
◯HPを作るには自作か依頼、どちらがいいですか?
◯スマホではなくパソコンで作る方がいいですか?
◯無料でドメインが指定できるサーバーはありますか?
◯自作できるサイトが色々ありますがオススメは?
◯jimdoの有料プランでは満足できずどうしたらよい?
◯ブログとホームページは根本的に違うものですか?
◯.comのようなものを付けずにHPを作るには?
◯サーバーを借りたがこの後何をしたらいいですか?
◯HTMLの学習を進められましたがそうなのでしょうか?
◯本で挫折しました、どのような手順がよいですか?

【講座4】全ノウハウを凝縮した「結果を出すホームページの作り方セミナー」(77分)

第1章「成功するHPは作る前に何を調査しているか」
第2章「勝てるHPコンセプトの作り方」
第3章「集客の土台を爆速で実現するツール」
第4章「必ず結果がでるコンテンツはこれだ」
第5章「一番正しいSEO(アクセス集め)」

【予算別】事業・会社用ホームページの作り方

ここまで解説した「目的の設定」「講座1~4」を閲覧した上で以下に取り組むことをオススメします。

無料またはほぼ費用をかけない

とにかく費用をかけたくない場合、無料ブログや格安のホームページ制作ツールを使って自分で作ることになります。

但しその場合、「レベル3」のように集客できるホームページができあがることを絶対に期待してはいけません。

とりあえずホームページがあればいい、というレベルで作ることになります。

その名の通り「とりあえずホームページ」というツールもありますので、このようなものを利用するのもいいかもしれません。
(月額費用3,000円程が発生します。講座1・2を閲覧した人ならわかるかと思いますが、これって高いですね)

講座1で詳しくお伝えしていますが、事業用のホームページで無料ブログやツールを使うことは将来的に見て100万円単位で損をする可能性があります。

その理由が知りたい方は下記より動画をご覧ください。

10~30万円「個人に依頼する」

この予算の場合、ココナラなどのサービスを利用して、ホームページを作ってくれる個人に依頼することができます。

繰り返しになりますが、集客できるようなホームページができあがることを期待してはいけません。

この予算でも「とりあえずホームページがあればいい」程度のものができあがるもの、というスタンスで発注する必要があります。

尚、個人ではなくホームページ制作会社で2~30万円台で作ってくれるところがありましたら、相場より安い金額です。

親切・丁寧に対応して頂けるのであればよいですが、私の経験上、この予算でホームページを作りますという業者様ははっきり言って、いい加減なところが多い印象です。

40~60万円以上「制作会社に依頼する」

ホームページ制作会社に依頼して、まともなものができあがってくるレベルがこの予算からです。

もちろん、色々なシステムをつけたり独自デザインのものを開発したりするとさらに費用は高くなりますが、ある程度こちらの要望に沿って形にしてもらえるのがこの予算からだとお考えください。

あとは制作会社の姿勢やスタイルなどが合う・合わないがありますので、複数の制作会社に同じ要望を伝え、そのフィーリングや実績などから比較検討することをオススメします。

制作会社であれば既にたくさんの会社のホームページを作っているかと思いますのである程度のおまかせで作成できるかと思いますが、この記事でご紹介しているような基礎知識をもった上で、発注することをオススメします。

以上、事業用や会社のホームページを作りたい場合の大切な知識をお伝えしました。

参考になりましたら幸いです。